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重なるつながる、彩ふ読書会(2019/1/6開催分)

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます!
みなさんどんなお正月休みを過ごされましたか?
私は家族や友人と初詣に行き、その後は殆どゴッドタンのマジ歌選手権を見て寝正月を満喫していました。笑
今日の記事はそんなのんびりしすぎたお正月休み最終日に行われた、彩ふ読書会の感想です。

彩ふ読書会とは、前回の記事で少し言及した、いつも参加させていただいている読書会です。
実はわたくし、この彩ふ読書会で、12月よりサポーターという形でほんの少しお手伝いをしております。
参加者の方が楽しかった、居心地が良かった、と思えるような場所づくりをできたらと思って参加しているのですが、
毎回サポーター仲間の方の気配りや参加者の方とのお話が心地良くて、
いつも一参加者としてちゃっかりニコニコ楽しんでいます。笑
今回は午前中・推し本紹介のみの参加だったのですが、やっぱり穏やかで濃密な時間でした。
私、読書会で何が好きかと言うと、それぞれ持ち寄った本の内容が少し重なっていたり、参加者同士で共通点や似たバックグラウンド、考えを持っていることが分かる、小さな偶然が一番好きなんです。
もちろん、それぞれの違いを「そういうこともあるのか~」と受け止めて起こる化学反応も好きなんですけどね。


では、今回の推し本紹介トークで印象に残ったあれこれをざっくりと。

・山崎ナオコーラ『論理と感性は相反しない』。現代日本を舞台にした、恋愛ものの連作短編集。それぞれの短編の世界観がオーバーラップしていて、その中に自分がいるような気分になれるそうです。また、彩ふ読書会主催者でもある紹介者の方は、この本をオーディオブックアプリ・Audible(本の内容を音声で楽しめるアプリ)で読んだとのことで、移動時間も読書が楽しめて大変便利だとおっしゃっていました。このアプリでの朗読は、朗読者が一人で地の文から役の演じ分けまで全て行なっているそうです。そしてそれがちゃんと上手いらしく。一気に気になりました!

・遠藤周作『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』。遠藤周作による手紙の書き方指南エッセイ。重厚な作品が多いイメージを遠藤周作に抱いていた私ですが、実はユーモラスな一面も持ち合わせていたようで、この本にはその毒舌さも併せて彼の魅力が表れている、とのこと。苦しいときこそ敢えてユーモアを発揮していた遠藤。ラブレターの書き方についても指南があるようなのですが、女性の気持ちを代弁するようなアドバイスに、私ともうお一人の女性参加者の方から、「ああ~~……」と感嘆の声が漏れました。遠藤周作、侮れない。

・福永武彦『死の島』。長らく絶版になっていた作品でしたが、マイナーな文学作品を復活させる講談社文芸文庫によって文庫化された、と教えていただきました。三角関係のようで三角関係でない、三人の男女が主人公の物語。絵の描写や表現力が秀でていて、構成力にも優れた、「いかにも文学作品」だそうです。ラストが3パターンあり、どれが「正解」かは読み手次第とのこと。「万人ウケはしない」そうですが、その人ならではの本への想いを聞けるのが、推し本紹介の醍醐味だと思います。

・吉田修一『横道世之介』。紹介者の方は、映画をきっかけに原作小説を読まれたそう。主演俳優の高良健吾を、関西人特有のノリで「シュッとした顔」としか表現出来ない私でしたが、「『かぐや姫の物語』ですか」と即座にツッコミが入ったのがツボでした(そういや確かにシュッとしてる人いた)。「主人公がサンバサークルに入ったり……」「サンバサークル…」「「サンバサークル?!」」と我々の間でユニゾンが起こるほど、マイペースで厚かましいけど憎めない主人公・世之介の青春物語。紹介者の方がおっしゃっていた、「選ぶ本でその人が分かる」(好きな本、だったかもしれません)という言葉が印象的でした。

・岸政彦・雨宮まみ『愛と欲望の雑談』。今回の私の紹介本です。タイトル通り愛と欲望についての雑談を、社会学者の岸さんとエッセイストの雨宮さんが繰り広げます。学生時代に社会学を専攻されていたというサポーター仲間の方が大いに興味を示してくださったり、掲載されている会談時の著者二人の写真が、昔の文学作品に載っていた文豪の写真構図と似ていると後で教えていただいたりと、改めてこの本の魅力が知れた、いい機会でした。ちなみに、雨宮さんは私にとってジャンヌダルクのような存在なので、彼女に対して「良い人ですね」と言っていただけたことが、ですよねですよね……!!と、自分が褒められたように嬉しかったです。


あと、午前の部終了後のお昼休憩を兼ねたフリートークにて。
いろいろとお話する中で自分がぽろっとこぼした、
「ここ(彩ふ読書会)は私の、立ち直りの場なんです」
という言葉に私自身が、ああそうなんだ、としみじみ納得していました。
昨年は個人的にいろいろあったのですが笑、その半分を彩ふ読書会とともに乗り越えられたことを、感慨深く思います。
新年最初の読書会も、なかなか良いスタートが切れました。

そして、次回2月、大阪で開催される彩ふ読書会。
なんと午後の部の課題本を、ご縁あって選ばせていただきました。
新年一発目のラッキーでした^^
ただいざ実際選ぶとなると、課題本は小説が多いし違うジャンルの本が良いかなだとか、
いっそのこと衝撃作を選んで彩ふ読書会を一発ドカンと揺らしちゃったほうがいいんじゃないかとか(ほんとすみません)、
散々迷っていたんですが、ふと恩師の一言を思い出しました。
「テキストに選ぶ本は、学生への贈り物」。
この言葉は、私の恩師がそのまた恩師の先生に教えられた一言だったそうなのですが、なんとなく忘れられず、胸に残っていました。
私から、一冊の本を贈り物として選ぶなら。
そう考えたとき浮かんだのは、木皿泉さんの小説、『昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン』でした。
私にとって、明日もなんだか良いことありそう、明日もちゃんと生きなきゃなあ、と思わせてくれる作品です。
皆さんにはどのように映るのか。
ぜひ、お話を聞かせていただければ嬉しいです。
それでは、今日はこの辺で!
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